退職が決まると今後の生活プランを立てる事ばかりに目を向けがちです。
しかし、新しいスタートを切るためには、退職のすぐにさまざまな社会保険関係の手続きを自分で行わなければなりません。
退職後に行わなければならない主な手続きは、雇用保険(失業給付)・健康保険・年金の3つです。
雇用保険の手続きは、いわゆる失業給付を受給するためのものです。
住所地を管轄する公共職業安定所(ハローワーク)に「雇用保険被保険者証」と「離職票」を持参して行います。
雇用保険被保険者証は、会社が保管しているケースも多いので、自宅を探して見あたらないようならば勤務先の担当者に訪ねてみましょう。
離職票は退職したその日に発行されるものではありません。
いつごろ受け取れるのか、受け取り方法をどうするのかを会社に確認しておきましょう。
健康保険については、現在使用している被保険者証を会社に返還しなければなりません。
そして現在加入している会社の健康保険の任意継続をするか、国民健康保険に加入するかのどちらかを選択します。
退職後すぐに年金を受給する場合は、会社の所在地を管轄する社会保険事務所で手続きを行います。
まだ年金を受け取れない人は、国民年金に切り替えて、保険料の納付期間に切れ目ができないようにしなければなりません。
国民年金の手続きは、住所地の市区町村役場で行います。 |