我が国の年金のシステムは3つの年金によって構成されていました。
@自営業者などは「国民年金」、A会社員は「厚生年金」、B公務員は「共済組合」という3つの年金です。
年金というものがはじまった頃、今のような少子高齢化の時代が将来やってくるとは考えもしていなかったので、保険料を払う人間の方が年金をもらう人よりも少なくて済んでいました。
ところが、少子高齢化の波は、この年金のシステムの土台をも崩壊させてしまいました。
子供の数が減るに伴って保険料を納める人の数が減り、逆に老人の数が増えて年金財政は非常に苦しいものになってしまいました。
そんな背景から生まれたのが、「基礎年金制度」です。
この基礎年金制度は、日本に住んでいる20歳以上60歳未満の人は、必ず「国民年金」に入らなければならないというものです。
そして、65歳以後、老齢基礎年金をもらえますよ、という制度です。
65歳になって、年金をもらうためには25年以上の加入が条件になっています。 |