企業の年金といえば、「厚生年金基金」と、「税制適格年金」の2つがあることは有名です。
これらは、確定給付額年金といって、ほとんどの会社で採用されている制度です。
しかし、長引く不況の影響から会社の収益が減少し、企業年金はこれまで通りのやり方では苦しい状況になってきました。
そんな折、誕生したのが「401K」と呼ばれるまったく新しい形の確定拠出型年金です。
この401Kとは、簡単に言ってしまえば資産運用のやり方・結果次第では年金がいくらになるかわからない、という内容の年金です。
会社から見れば、この401Kは非常に好都合な制度で、ある一定の金額さえ出せば、将来、給付額を保証しないても済むという年金です。
従来の確定拠出型年金は、「企業型」と、「個人型」の2種類があり、企業型の方は会社が掛金を拠出することはありません。
個人型の方は、自営業者などが個人的に拠出するというタイプのものです。
運用については、拠出金は銀行や生命保険会社などの金融商品で行われます。
もちろん、リスクはありますが、それでも大きくもらいたいという人は投資信託などを利用したりしますし、安全第一にと考える人は、個人年金保険などを利用します。
確定給付型年金は3年以上継続していれば、転職してもそれを次の企業で引き継ぐことができることになっています。
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