転職するにせよ、就職するにせよ、何のツテもなく会社訪問するよりも、やはり何らかのツテ、要するに「コネ」のある・なしは転職・就職を成功させるのに大きく影響を及ぼします。
ただ、コネといってもそうそう簡単に見つけられるものではありません。
それから、意外に役に立つのが大学の卒業生名簿です。
自分と同じ大学を卒業した先輩などを探し、その先輩が社長や役員になっていたり、それなりのポジションに就いていたりする会社をピックアップして会社訪問してみるのもひとつの手です。
やはり人間ですから、自分と同じ大学を卒業した人間のことは気になるものですし、自分の子供と同じくらいの年齢の人間には親身になってくれたりするものです。
「コネがない・・・」と嘆く前に、「コネは自分から作り出す!」ぐらいの意気込みで、自分と同じ大学出身の社長の会社を探してみましょう。
ただ、この時代、あまりコネにばかり頼りきった転職・就職が果たして本当に良いのかどうかも考えものです。
昔の年功序列・終身雇用制度の時代ならいざ知らず、現在のように転職が当たり前という時代のなかで、「コネを利用して入社したことによる弊害」もよく考えておく必要があります。
ましてや採用する側も、ますます能力主義・成果主義が顕著になっている昨今の会社のなかで、コネによって入ろうとしている人間をどのような視点で捉えているのかも忘れてはいけないことです。
「コネ」ということを考えたならば、そのメリットとデメリットも一緒に考えてみる余裕も必要です。 |