前のページで、「辞表(退職願)はいきなり渡すのではなく、事前に直属の上司に相談する」と述べました。
よって、辞表(退職願)を出すタイミングというよりも、退職の話を切り出すタイミングといった方が良いでしょう。
退職の話をするタイミングは、やはり上司の方が忙しいときや、上司の方が帰り支度をはじめているときに声をかけるのは良くないでしょう。
人間、一日働いて、帰り際にややこしい話をされるのも嫌なものです。
やはりお昼休みや、ちょっと時間があいてるなぁと思われる時を見計らって、上司に声をかけるのがベストでしょう。
そして、誰もまわりにいないことを事前に確認しておくことも大切です。
退職に関する話というのはびっくりするぐらいに早く会社全体に広まります。
そうなると、いささか面倒なことにもなりますので、やはりいちばん最初に直属の上司に話を切り出すときは、二人きりになれる場所と時間を考慮する必要があります。
言い方としては、「ちょっとお話したいことがあるのですが、お時間いただけますか」という言い方がいちばんふさわしいでしょう。
勘のいい人ならば、この言葉を聞いただけで「ピンッ!」と来るでしょう。 |